あなたは子供のために指を切れる?「夜回り先生」を読んで教師観・人生観が変わった!

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僕は文学部所属なんですが将来は国語教師になりたいと思っています。

普通の学校に努める教師だとか塾講師だとか自分で塾をひらくとかはまだ決めていませんが、とにかく教育者になるつもりです。

 

なので教職をとるための授業を受けているんですがその中の一つで教職関連の本を読んでレポートを提出するという課題が出ました。

 

どうせなら有名どころを読んでみようと思って調べたところ気になったこの本を購入!

ざっくり感想を

なんだこの人…

 

僕のもっていた教師像とはまるで違う教師がそこには描かれていました。

 

「教師の一番の役目は勉強を教えること」

地元の進学校で6年間過ごした僕はそう思い込んでいました。

でもこの本を読んでその考えは簡単に打ち崩された。

教師って一体なんだろう?

 

夜回り先生とは

テレビなどのメディアにも露出の多い彼。知っている人も多いかもしれません。

夜回り先生こと水谷修先生は夜間高校の教師として働き、仕事が終わった後には繁華街に繰り出して深夜に出歩いている子供達に話しかけることを日課としていました。

 

いつしか夜の街の子供達に「夜回り先生」と呼ばれるようになりました。

 

高校生といえど夜の街でたむろしている人に声をかけるのは怖い。

僕なら何が起こるか怖くてできないだろう。

 

しかし10人の暴走族に呼び出されて1人で向かった水谷先生はこう言う。

たしかに彼らの見た目は凶暴だ。しかし中身はごく普通の可愛い少年たちでもある。

元々話のわからない連中じゃない。正面からきちんと向き合えば、暴走族だって必ずその気持ちに応えてくれる。

相手は同じ人間。さらにまだ幼い子ども。

大人が怖がってそうするんだって気持ちらしい。

たしかにそうだが本当にすごい人だ。

 

気持ちを分かち合う方法

先生は子供達と接する上で心がけていることがあるという。

それはリスクを負うこと。

自分からリスクを負わずに、他人と気持ちを分かち合うことなんてできない。 

その通りだと思った。

リスクを負うことなしに利益だけを得ようとする人には誰も共感してくれない。

だから僕もブログで顔出しするし全てをさらけ出していく。

 

 

子供を腐らせるのは常に大人

どこまでも子供たちを愛し信じ続ける水谷先生は子供を「花の種」と表現する。

どんな花の種でも、植えた人間がきちんと育て、時期を待てば、必ず花を咲かせる。

もし花を咲かせることなく、しぼんだり枯れたりする子どもがいれば、それはまぎれもなく大人のせいであり、子どもはその被害者だ。

僕は手のつけようのない、大人にはどうしようもない子どもは絶対にいると思っていました。

でも水谷先生は全て大人のせいだと語る。

生まれた時はみんなまっさら。

でも大人が子どもを腐らせてしまうと。

 

一つだけ許さないこと

先生は子どもたちの過去を全て受け入れる。

窃盗も、援助交際も、いじめも、シンナーも、暴走族も。

過去のことには全て「いいんだよ」と受け入れてあげる。

 

しかし一つだけ受け入れないことがある。

 

 

死ぬことだ。

 

それだけは絶対にダメ。

 

子どもの頃から貧乏な家庭で育ったが決して不幸は感じていなかった彼は小さい頃から気づいていたらしい。

人はただ生まれ、生きていくしかない。

でもそこには多くの幸せがあると思う

たくさんの生徒たちの生死と向き合った先生だから言える言葉だ。

 

教育者の資格

先生も最初からこういう教師だったわけじゃない。

彼は教師になって初めの年、特別支援学校に赴任した。

普通高校への就職を希望していた彼には介護業務などは苦痛で嫌々仕事をしていたそうだ。

 

ある日生徒の排泄の手伝いをしている時、彼はシャワーの温度の確認を怠った。

そして生徒に冷水をかけてしまった。

生徒の悲鳴を聞いて駆けつけた同僚は彼を一発殴りこう言った。

水谷さん、この子が何か悪いことをしたのかい?この子は君を信じてるんだ、君しか頼れないんだよ、君がちゃんと面倒を見てあげなくてどうする

水谷先生は何も反論できなかった。

 

彼はこの経験から一番教師にとって一番大切なことを学んだという。

子どもと同じ目線で接することができなければ、どれだけ理想を掲げても教育者の資格はない。

僕はいい授業を提供するのが教師の仕事だと思い、それができれば生徒はついてきてくれるんじゃないかと思っていた。

生徒に寄り添わない限り生徒の信頼を得ることはできない。

 

指一本

ある時彼は息子が暴力団に入ってしまったと母親から相談を受けた。

一度は抜けさせたものの、また暴力団に戻った彼を取り戻すためには暴力団にけじめをつける必要があった。

 

先生は利き腕の指一本を切り落とした

 

生徒を救うことができた彼はこういった。

指一本、なかなか痛かったが安い買い物だった

子供のためにここまでできるひとどれだけいるだろう。

親でさえ無理だと思うのに彼はそこまで深くない仲の子供のために指一本を捨てたのだ。

 

まとめ

教師ってなんだろう?生きるってなんだろう?

一人の教師として、人間として子供のために命をかける水谷先生の姿を見て今一度考え直さなきゃいけないと感じました。