どもども!学生ブロガーのレンタです!
今日は僕が大学で勉強している分野についてお話しします!
人形メディア学概論
僕は早稲田大学の文学部に所属しています。
文学部は2年からコースの選択があるので今はみんなが同じ「文学部1年」。
この1年間でじっくり自分の進むコースを考えなさいって意味の1年です。
ちなみに僕は来年から日本語日本文学コースに進みたいと思ってます!
ちゃんと勉強しないと選考落とされるので真面目にやっていきます。
ところで文学部は他の学部とキャンパスが分かれています。
そこに併設されているのが文化構想学部。
正直何やってるかは僕もわかりませんが面白そうな授業がたくさん!
(ex愛の制度、オカルト芸術論etc)
文学部はその文化構想の授業を取ることができるんです!
1年で取れる科目は限られているので文学部の興味のある授業は取り切ってしまったため文化構想の授業を物色し始める。
むむむっ
人形メディア学概論??
さっぱりどんな科目かわからん…
まあいいや、なんか面白そうだしこれにしよっと!(←適当)
人形ガチ勢
最初の授業。
とても大きな教室に遅刻ギリギリで行くとそこはほぼ満室。
最初の数日で大学生の意識の低さに唖然していた僕はその光景に一種の感動を覚えた。
「こんなところにいたのか意識高い系大学生。随分探したんだぜ。」
なんとか席を確保し授業開始時間。
そこに来たのは若めの教授。
教授が言葉を発した。
「こんにちは。
こちらにいらっしゃるのは
人形ガチ勢の皆さんですね?
ようこそ人形の世界へ」
へっ?
人形ガチ勢って何よ?
「毎年人気がある授業なので応募が殺到してして去年は半分以上の人が授業を受けられ
ないことになってしまいました。
本当に人形が好きな人がこの授業を受けられないのは悲しいので対策を考えまして、
8000字のレポートを期末に課すと予め知らせることにしました。」←教授満面の笑み
8000字??
いや聞いてない聞いてない。
面白そうだからとっただけなのに。
すいませんでした。
僕実は人形ガチ勢じゃないんです。
悪気はなかったんです。
ほんの出来心だったんです。
よく調べなかった自分を恥じていると
教授「まあぶっちゃけ8000字のレポート200人分読んでたら死んじゃうから無理だけど
ね。ガチ勢だけを呼び込むための嘘です。」
…
…
…
なんだこいつ
最初の授業
先生の雑談の後授業が始まる。
第一回の授業タイトルは「この世に人形と呼べぬものなどあるか?」
この時点でなかなかやばそうな雰囲気が漂っているがもはや突っ込んでたらきりがない。
最初の授業なのでオリエンテーション的なものでもあり、映像を見るのが多めでした。
最後まで突っ込みどころ満載でした。
授業の内容を簡単にまとめると
「人間が何かを人形だと認識した時点でもはやその何かは人形である」ということ。
少し哲学的すぎるのでわかりやすく箇条書きでまとめます。
- 一般的なのは人の形をした人形だが別に形は関係ない
- 自分が何かに心が宿っているのではないかと思い出した時からそれは人形になる
- それがたとえタイヤでも家でも紙であっても
元々人形は人間の想像から生まれたものだから規制なんてなく、自分の想像力次第どんなものも人形になりうるってことですね。
えっおもしろい…←人形ガチ勢の目
二回目以降も最高
この授業最初だけじゃなく毎回おもしろい。
前回の授業で書いた授業の感想を毎回最初にいくつか読み上げるんですが人形ガチ勢のコメントがまたヤバイ。
ある人のコメント
「私は三人姉妹です。
長女の姉と次女の私、そして三女のイルカ人形です」
断言しないでくれよ。
またある人のコメント
「大切にしていたお茶碗を割ってしまいました
捨てずに置いているんですが最近凄く視線を感じます。
もちろん行ってきます、ただいまは言ってるんですが申し訳なくて仕方がありませ
ん」
かわいそうだなあ←もう慣れてきた
この授業の目的
最初の授業で教授がこの授業の目的について教えてくれました。
「何かを訴えかけることのできるメディアとしての人形と人間や自分のかかわりを研究
することによって人間や自分の存在を見つめ直す」
深いですなあ←洗脳済み
奇妙な授業はまだまだ続く
全部で授業は15回。
まだまだ続きます。
この前は「ベイマックス」を見て遺品などの記憶の継承装置としての人形の存在価値について学びました。
人形ガチ勢の学生たち。
タイヤが人を念力で殺す映画を見て爆笑するヤバイ教授。
このヤバイ集団が作り上げる授業を僕は毎週楽しみにしてます。
まだ「トイストーリー」、「くまのプーさん」、「初音ミク」の授業も残ってます。
大学って楽しい。
じゃ、勉強します。
さよなら。